most、most of、almost、almost all の使い方・品詞・間違いを完全攻略
「most」「most of」「almost」「almost all」の違いがわからないよ！
英語の「most」「most of」「almost」「almost all」は似てるけど、意味や使い方、品詞が違うから混乱しやすい。今回は4つを大分類にして、それぞれの特徴を詳しく説明。例文をつけて、よくある間違いや「of」の使い分けもカバー、しっかりマスターしたいよ。
1. “most”（ほとんどの）
意味
「most」は「ほとんどの」「大部分の」で、数量や程度が50%以上、ほぼ全部に近いことを表す。一般的な話や広いカテゴリーの大部分を指すよ。
品詞
- 形容詞: 名詞を直接修飾して「ほとんどの～」。
例: Most people （ほとんどの人）。 - 副詞: 「the most」で最上級を作る。
例: The most beautiful （最も美しい）。
使い方
- 名詞の前にそのまま置いて、一般的な集団や物事の大部分を示す。
- 特定のグループを限定しない「広い意味」で使う。
- その場合「of」はつかない。「of」は限定する時に使う。
例文
- Most students like sports.
（ほとんどの生徒がスポーツを好きだよ。）
→ 生徒全般の大部分。 - Most coffee is bitter.
（ほとんどのコーヒーは苦いよ。）
→ コーヒー全体の大部分。 - Most days are sunny here.
（ここではほとんどの日が晴れてるよ。）
→ 日々全般の大部分。 - This is the most fun game ever!
（これが今までで一番楽しいゲームだよ。）
→ 最上級の副詞として。
よくある間違い
- 誤: Most my friends are kind.
→ 特定の「私の友達」なら「of」が必要。 - 正: Most friends are kind.
（ほとんどの友達は優しいよ。）
→ 一般的な話なら「of」なしでOK。
2. “most of”（～のほとんどの）
意味
「most of」は「～のほとんどの」で、特定のグループや範囲を限定して、その中の大部分を表すよ。
品詞
- 代名詞: 「most of」で「～のほとんどのもの」。
例: Most of them （彼らのほとんどの人）。 - 形容詞的: 「most of + 名詞」が別の名詞を修飾。
例: Most of the students （その生徒たちのほとんどの人）。
使い方
- 「of」の後に具体的な名詞（my friends, the booksなど）が来て、特定の対象を指す。
- 「the」や所有格（my, your）が「of」の後にくることが多い。
- 代名詞（us, them）の場合は「the」は不要。
例文
- Most of my friends live in Tokyo.
（私の友達のほとんどの人が東京に住んでる。）
→ 特定の「私の友達」。 - Most of the cake was eaten.
（そのケーキのほとんどの部分が食べられた。）
→ 特定の「そのケーキ」。 - Most of us agree with you.
（私たちのほとんどの人があなたに賛成だよ。）
→ 特定の「私たち」。 - Most of the time, I’m busy.
（ほとんどの時間、私は忙しいよ。）
→ 特定の「私の時間」。
よくある間違い
- 誤: Most of people like music.
→ 一般的な話なら「of」は不要。 - 正: Most of my family likes music.
（私の家族のほとんどの人が音楽を好きだよ。）
→ 特定のグループに「of」。 - 誤: Most of the them left.
→ 代名詞「them」に「the」は不要。 - 正: Most of them left.
（彼らのほとんどの人が去った。）
3. “almost”（ほぼ）
意味
「almost」は「ほぼ」「あと少しで」で、100%には届かないけど非常に近い状態。時間や量、状態の「近さ」を強調するよ。
品詞
- 副詞: 動詞、形容詞、副詞、名詞などを修飾して「ほぼ～」。
例: Almost finished （ほぼ終わり）。
使い方
- 動詞や形容詞と一緒に使って、行動や状態が「ほぼ完了」「ほぼそうだった」ことを示す。
- 数量そのものじゃなく、程度や近さに注目。
例文
- I almost missed the bus.
（バスに乗り遅れるところだったよ。）
→ 乗り遅れなかったけど近かった。 - The room is almost clean.
（部屋がほぼきれいだよ。）
→ 完全にきれいじゃないけど近い。 - It’s almost 5 p.m.
（もうすぐ午後5時だよ。）
→ 時間的にほぼ5時。 - She almost cried during the movie.
（彼女は映画の途中で泣きそうになった。）
→ 泣かなかったけど危なかった。
よくある間違い
- 誤: I most finished my work.
→ 「most」は動詞を直接修飾できない。 - 正: I almost finished my work.
（仕事がほぼ終わりだよ。）
→ 「almost」が副詞として正しい。 - 誤: She’s almost beautiful girl.
→ 最上級には使えない。 - 正: She’s the most beautiful girl.
（彼女が一番美しい女の子だよ。）
4. “almost all”（ほぼすべて）
意味
「almost all」は「ほぼすべて」「ほとんど全部」で、100%にかなり近いけど完全じゃない数量を表すよ。
品詞
- 数量詞（quantifier）: 名詞を修飾して「ほぼすべての～」。
「almost」（副詞）が「all」（代名詞/形容詞）を修飾するフレーズで、形容詞的な役割も持つ。
例: Almost all people （ほぼすべての人）。
使い方
- “almost all”（ofなし）: 一般的な集団やカテゴリーのほぼ全量。
例: Almost all students （ほぼすべての生徒）。 - “almost all of”（ofあり）: 特定のグループや範囲のほぼ全量。「the」や所有格（my, your）が必要。
例: Almost all of my friends （私の友達のほぼ全員）。 - 所有格（my, your）があれば「of」がなくても自然に特定できる。
例文
- Almost all children love candy.
（ほぼすべての子供がキャンディーを好きだよ。）
→ 子供全般のほぼ全員（一般的な話）。 - Almost all of the pizza was eaten.
（ピザのほぼ全部が食べられた。）
→ 特定の「そのピザ」。 - Almost all my friends came to the party.
（私の友達のほぼ全員がパーティーに来たよ。）
→ 特定の「私の友達」。「Almost all of my friends」でもOKだけど、「of」なしがカジュアルで自然。 - The test was hard for almost all students.
（そのテストはほぼすべての生徒にとって難しかった。）
→ 生徒全般。「Almost all of the students」なら特定の生徒。
よくある間違い
- 誤: All almost students passed.
→ 語順が逆。 - 正: Almost all students passed.
（ほぼすべての生徒が合格した。）
→ 一般的な話で「of」なし。 - 誤: Almost all of students like it.
→ 一般的な話で「of」は不自然。 - 正: Almost all students like it.
（ほぼすべての生徒がそれ好きだよ。）
→ 「of」なしが正しい。「Almost all of the students」なら特定の生徒。
5. 4つの比較
| 項目 | most | most of | almost | almost all |
|---|---|---|---|---|
| 意味 | ほとんどの（一般的な大部分） | ～のほとんどの（特定の大部分） | ほぼ、あと少しで | ほぼすべて（100%に近い） |
| 品詞 | 形容詞、副詞 | 代名詞、形容詞的 | 副詞 | 数量詞（形容詞的） |
| 使い方 | 一般的な話 | 特定のグループ | 状態や程度の近さ | ほぼ全量（一般/特定） |
| 例 | Most dogs bark. | Most of the dogs barked. | I almost fell. | Almost all dogs bark. |
6. 練習問題
「most」「most of」「almost」「almost all」を使って埋めてね。答えは下に。
- ______ people enjoy music.
- ______ my time is spent sleeping.
- I ______ forgot your birthday.
- ______ the cookies were eaten.
答え
- Most（一般的な話）
- Most of（特定の「私の時間」）
- almost（状態の近さ）
- Almost all of（特定の「そのクッキー」）
まとめ
- most: 一般的な「ほとんどの」、特定の限定なし。
- most of: 特定の「～のほとんどの」、範囲を明確に。
- almost: 状態や程度の「ほぼ」、数量じゃない。
- almost all: 一般的な「ほぼすべて」または特定の「～のほぼすべて」。「of」は特定性を強めるけど、所有格なら省略も自然。
