Money market　-Transaction demand と Speculative demand

Money market 、貨幣市場。

マクロ経済学では、３つの Market があるとしてる。

• Goods market（財市場）
• Asset market（資産市場）
• Labor market（労働市場）

そして、Asset market（資産市場）で取引されているのは、

• Bond（債券）
• Money（貨幣）

のみ、と単純化して考える。

そのため Asset market では、

• Money market（貨幣市場） 
• Bond market（債券市場） 

で構成されていると考える。

Bond

債券。Interest がついた Profitability のある Asset 。

ただし、Goods と交換はしづらいので Liquidity は低い。

Interest rate が上がると、Bond の Speculative demand（投機的需要） が上がる。

Money

貨幣。Liquidity（流動性）にステータス全振りした Asset 。その代わりに Profitability（収益性）が犠牲になっている。家に Money を置いていても増えない。

その Liquidity の高さから Goods との Transaction に使用する Transaction demand がある。

Bond との Relationship

Money は Goods と違って価値が下落しにくいため、価値の保存としての Demand がある。Speculative demand 。

Interest rate が上がると Bond の Speculative demand が上がり、Money の Speculative demand が下がってしまう。

Liquidity preference theory

ケインズは、Interest がつかなくても人々が Money をもつのは、Money の Liquidity が大好きだからだという Liquidity preference theory（流動性選好説） をとなえた。

上述の Relationship は、Liquidity preference theory で説明されている。

Types

Money は以下のようにわけられる。

M1

もっとも流動性があるお金。通貨。一般的にイメージするお金。

• Currency
• Checkable deposits
• Demand deposits

M2

M1に Saving deposits などが含まれる。

• Saving deposits
• Time deposits（10万ドル未満のCertificate of Depositsを含む）
• Money Market Funds

M3

M2に MMF などが含まれる。

• 10万ドル以上のCertificate of Deposits
• Eurodollars

Eurodollars は国外にあるドル

Money supply

資金供給、マネーサプライ。Money stock。

日本では、マネーサプライからマネーストックに名称が変わった。

金融機関を除いた一般法人、個人、地方公共団体などが保有する資金の量。世間に流れているお金。Federal reserve board が Monetary policy によって調節する。

Monetary growth rate

Money supply（資金供給）の増加率。

Easy monetary policy（金融緩和政策）をとると、市場の Money supply が増える。Monetary growth rate があがり、GDPがあがる。

Monetary growth rate を下げる Policy をとると、Money supply が減り、GDPもさがる。

Money creation

Bank が Loan を行うことで、Money が Create される。Money supply が上昇する。

Reserve ratio

Bank deposits を Reserve しなければならない割合。Loan に使用してはいけない。

Money multiplier

上昇した Money supply をはかる。Reserve ratio とは相互関係。

Money multiplier = 1 / Reserve ratio

Velocity of money

貨幣の流通速度。

Currency（貨幣）が一定の期間に、Goods や Services の Purchase に使用された回数を示す。
名目GDPを Money supply で割って示す。

Nominal gross domestic product to the money supply.

Velocity of money = Nominal gross domestic product / Money supply

Marshallian k

マーシャルのK。GDPに占める Money supply の割合を示す。適切な Money supply をはかる。
Money supply を 名目GDP で割って示す。

The money supply to nominal gross domestic product.

Marshallian k = Money supply / Nominal gross domestic product

IS-LM model

IS-LM分析。

Interest rate（利子率）と National income（国民所得） を使って、Goods market と Money market の均衡を分析する。Financial policy（財政政策） と Monetary policy’（金融政策）の成果の確認がとれる。

IS-LM model はグラフで示される。

• 縦軸に Interest rate (r)
• 横軸に National income (y)
• IS Curve と LM Curve が交差

IS Curve

IS Curve は Investment（投資）と Saving（貯蓄）を示し、Goods market の均衡を示している。 Curve は Negatively slope（右下がり）を描く。

LM Curve

LM Curve は Liquidity（貨幣需要） と Money supply（貨幣供給）を示し、Money market の均衡を示している。Curve は Positively slope（右上がり）を描く。

IS Curve と LM Curve が交差しているところが、Goods market と Money market が均衡しているところとなる。