Contingent losses -Unfavorable outcomeがProbableなら計上- USCPA

Contingent loss とは、Lawsuit (訴訟)などの Contingent (偶発的な)な Loss をいう

ライバル企業と Patent infringement case(特許権侵害訴訟)で争ったり、従業員から Wrongful termination(不当解雇)で訴えられたりなど、あまり好ましくない状況が該当する。

このような状況下で見込まれる Contingent loss をどのように計上するべきかを考えなければならない。

  • Lawsuit … 訴訟
  • Plaintiff … 原告
  • Defendant … 被告
  • Personal injury …  傷害
  • Bring against … 訴訟する。申し立てる。
  • Appeal … 訴える。控訴する。
  • Reimburse … 弁済する。弁償する。返済する。
  • Punitive damages … 懲罰的損害賠償

Contingent loss は、Degree of probability(蓋然性の度合い)により、以下の3つのカテゴリーにわかれる。Plaintiff(原告)と Defendant(被告)での差はない。

  1. Probable
  2. Reasonably possible
  3. Remote

Probable

Unfavorable outcome(不利な結果)になること間違いなし!

Contingent loss の Amount (金額) が Reasonably (合理的に)に予測できるならば、 Accrued liability を計上する。

Loss を Range で予測

Loss が Range(範囲)で予測できるときは、

Range の The lower limit (下限) の Amount で Accrue

Most likely amount で予測

Range を設定したうえで、Range の中の Most likely amount (最適な金額) が 予測できたならば、

Most likely amount で Accrue

たとえば、

From $1,000,000 to $2,000,000 and possibly as much as $3,000,000

ならば、

Accrued liability は $1,000,000 。

上述の事は、大抵 Legal counsel(弁護士)が Believe(考える)する Amount となる。

Public liability policy

賠償責任保険。Public liability policy で補填される場合は、その金額を Loss と Net する。

Deductible (coverage) clause (定額控除)は保険の契約者が負担しなければならない金額。 Loss となる。

Footnote

Financial statements の Footnote(脚注)に以下のような事柄を記載する。

  • The degree of probability of an unfavorable outcome
  • The ability to make a reasonable estimate of the amount of loss
  • The period in which the underlying cause of the threatened litigation occurred

金額が Reasonably に予測できないときには、Footnote にその旨を記載。

General or unspecified business risks の Contingency は、Reasonable に Estimate できないので、Accrue しない。Footnote の Disclose もしない。

Financial statements には、決算日前の時点の予測金額を計上するので、決算日に判明した和解金は考慮しない。

No longer probable

Accrue した Contingent liability が、翌年に No longer probable となった場合、Liability は Report しない。

Reasonably possible

Unfavorable outcome の確率50%以上、危うい!

Contingent loss を Accrue しない。たとえ Substantial(かなりの)な Amount であっても Accrueしない。Possible loss を Footnote に Disclose 。

そのため、火災などの Contingency loss は Not probable なので Accrue することはない。

  • The degree of probability of an unfavorable outcome
  • The ability to make a reasonable estimate of the amount of loss
  • The period in which the underlying cause of the threatened litigation occurred

Remote

まず Loss が発生しない。Lawsuit で負けない。

Remote では、Contingency loss を Accrue しない。

Footnote

Remote は、Footnoteに記載する必要もない。しかし、他人の借金のCosign(連帯保証人になる)などの Off balance sheet risk や Answer for the debt of another は Footnote に記載しなければならない。 

Contingency gain

Gain は、Realize したものだけが Report される。

そして、USGAAP の Underlying concept(基本的概念)である Conservatism(保守主義)により、たとえ Favorable outcome(有利な結果)が High probabilityでも、決定するまではAccrueしない。

Gain が Realize されない。FootnoteにDiscloseするのみ。

Decision(判決)のあと、Litigation award を Won したら、Gain は Realize

ただし、一方が Appeal(控訴) することもある。Appeal していたら、Gain は Realize されない

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