Risk management -Uncertaintyな影響- USCPA

◎Risk management
 Return と Risk は Direct な Relationship をもつ。虎穴に入らずんば虎児を得ず。企業は、Return をえるために、Risk と向き合わなければならない。そのための Management を行う。

○Risk
 Risk とは、影響の Uncertainty(不確実性)

○Risk process
 リスクプロセス。Risk process では、まず Risk assessment が行われる。その後、Risk reponse を行う。

 いかの Process にわかれる。

  1. Risk identification
  2. Risk analysis
  3. Risk evaluation
  4. Risk response

・Risk response
 リスクへの対応。

◎Business risk
 事業を行ううえでのリスク。以下のように分類されることもある。

  1. Commercial risk
  2. Financial risk
  3. Operational risk


1. Commercial risk

 商業リスク。会社の Strategy から発生した Risk。Product や Inventory などに関連する。Material の値上がりは Commercial risk に該当する。ただし、Commodity(市況商品)の値上がりは Financial risk でもある。

2. Financial risk
 財務関係のリスク。企業の資金調達に直接影響を与える。4つにわかれる。

  • Market risk
  • Credit risk
  • Liquidity risk
  • Pension risk

○Market risk

 市場リスク。相場変動による Risk。

  • Interest risk
  • Currency risk
  • Commodity risk

Interest risk

 金利リスク。金利の変動による Risk。Loan や Bond など Floating rate(変動金利) の Interest がついた Asset や Liability で発生する。

 Interest rate swap(金利スワップ)は、Interest rate の交換。Interest rate swap により、Floating rate と Fixed rate(固定金利)を交換することで、Interest risk に対して Risk transfer(Risk sharing)の Response ができる。

 Collable bond は、発行者が任意で償還できる Bond。 Interest  rate が低いときに、Collable bond を償還することは、Interest risk に対する Risk reduction の Risk response となる。

Currency risk

 為替リスク。Foreign exchange riskともいう。外貨建ての Accounting receivable や Accounting payable があると発生する。

 Forward contract(先渡取引)は、商品を将来のある時点において定められた価格で売買する相対取引。Forward contract は、 Currency risk に対して Risk reduction の Response となる。

Commodity risk

 コモディティリスク。Goods や Service が凡庸化する Risk。

 Market risk は Market 全体の System に起因しているので、Systematic risk ともよばれる。この Risk は Portfolio などにより Diversification(分散)をおこなっても軽減できない。
 
 逆に、投資対象に起因し、Diversification で軽減できるリスクを Unsystematic risk と呼ぶ。

○Credit risk
 信用リスク。取引先の Credit に関する Risk。Account receivable の回収に関連する。

 Credit department による Approval を厳しくすることは、Credit risk に対する Risk reduction となる。

 また、Accounts receivable を Securitization(証券化)することは、Credit risk を Investor へ Risk transfer(Risk sharing)することとなる。

○Liquidity risk
 流動性リスク。流動性が鈍くなり、現金化が滞る Risk。Account receivable の回収に関連する。Credit risk とも近い Risk。

 Liquidity risk の代表的な Risk response は、Factoring。Factoring を行い、Account receivable を現金化することで、Liquidity risk に対する Risk reduction となる。
 Factoring において、Recourse(請求権) も Transfer すると、Credit risk に対する Risk transfer(Risk sharing)を実施したことになる。

 Outsourcing service に Account receivable を委託することは、Credit risk に対する Risk reduction となる。

○Pension risk

 年金リスク。Pension liability による Risk。
 Defined contribution plan を採用することで、Employee へ Risk transfer(Risk sharing)できる。

3. Operational risk
 オペレーショナルリスク。Commercial risk にも Financial risk にも該当しない Risk。災害や犯罪などが含まれる。

◎Enterprise risk management
 全社的な Risk management の フレームワーク を COSO が公表している。